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    <title>“法の庭”徒然草</title>
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    <category>Weblog</category>
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      <title>“法の庭”徒然草</title>
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 <title>自己破産ビジネスの横行</title>
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<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.60</p></div><p class="idt">この“法の庭"徒然草”で、私が実際に取り扱った債務整理のことを断片的に触れたことはあるが、詳しく書いた記憶は、ほとんどない。日々の仕事でいろいろなことに遭遇し、山ほど、不条理に思ってきた。それを処理するのは、私の仕事＝任務であるが、そのことについて世の皆さまに訴えるのは、私の務めではない。また、依頼者や相談者の秘密に関することでもあるので、“法の庭”徒然草で書くのは、できるだけ控えてきた。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.60</p></div><p class="idt">この“法の庭"徒然草”で、私が実際に取り扱った債務整理のことを断片的に触れたことはあるが、詳しく書いた記憶は、ほとんどない。日々の仕事でいろいろなことに遭遇し、山ほど、不条理に思ってきた。それを処理するのは、私の仕事＝任務であるが、そのことについて世の皆さまに訴えるのは、私の務めではない。また、依頼者や相談者の秘密に関することでもあるので、“法の庭”徒然草で書くのは、できるだけ控えてきた。</p><div class="leftbox"><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344998227/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&amp;amp;amp;tag=aaaaaa0f8-22&amp;amp;amp;linkCode=as2&amp;amp;amp;camp=247&amp;amp;amp;creative=1211&amp;amp;amp;creativeASIN=4344998227"><a href="http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/media/2/20120129-bookadver_s1.png">白川勝彦 最新刊 借金問題を解決する鍵がここに。多重債務者を貪る弁護士の実態を暴く!『金儲け弁護士の自己破産ビジネス』</a></a></div><p class="idt">平成24年1月27日に幻冬舎から発売された<b>『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344998227/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&amp;amp;amp;amp;tag=aaaaaa0f8-22&amp;amp;amp;amp;linkCode=as2&amp;amp;amp;amp;camp=247&amp;amp;amp;amp;creative=1211&amp;amp;amp;amp;creativeASIN=4344998227">金儲け弁護士の自己破産ビジネス</a>』</b>は、足かけ5年にわたる、債務整理という仕事に関する私なりの総括であり、荒廃している債務整理の業界についての告発書である。債務整理という仕事は、派手な広告宣伝で問題になっているが、内実は地味で根気を要する仕事である。借金を作るのは簡単だが、その借金と向き合い解決していくことは、依頼者にとっても弁護士にとっても、決して容易ではない。</p><p class="idt">2兆円を超えるともいわれた巨大マーケット、過払い金バブルは、既に崩壊した。死活問題に陥った金儲け弁護士が、いま、自己破産に新たな金脈を見出している。そのような弁護士は、ちょっと借金の額が多いと、直ぐに「自己破産しかないですね」という。自己破産は、借金をチャラにするには確かに良い方法だが、債務者の生き方や人格を崩壊させる危険がある。相談者が「できれば自己破産はしたくない」といっているのに、強引に自己破産を勧める弁護士も多いのだ。</p><p class="idt">自己破産は、債務者が裁判所に申し立て行うものである。申し立ての際に必要な印紙代などはわずかなものだが、普通は、弁護士に依頼しないとできない。それには、それなりの弁護士費用が必要である。ところが、その弁護士費用を立て替える制度もある。そこには、税金が投入されている。真に已むを得ない理由で自己破産せざるを得ないケースもあるが、かなり問題のある生活の結果として、多額の借金を作ってしまい自己破産ということも多い。</p><p class="idt">不況で、弁護士業界も不景気である。また、弁護士が急増したため、弁護士の仕事が少なくなっている。自己破産事件の処理は、書類を作成して裁判所に提出すれば、ほとんど認められる。考えようによっては、弁護士にとって割の良い仕事なのだ。ちょっと借金の額が多いと、直ぐに「自己破産しかないですね」という弁護士の本音は、意外にここにあるのではないかと思わざるを得ないことが多い。</p><p class="idt">この外にも、債務整理とその業界に関して、いいたいことは山ほどある。本書では、それらについて、徒然ではないく“真面目”に論じたつもりだ。私がいま、直接に社会と接しているのは、債務整理という仕事を通じてである。その現場には、現在の社会が抱えている問題のほとんどが露呈している。本書は143頁なので、2～3時間もあれば読めると思う。ご購読・ご高評をいただければ、これに勝る幸いはない。</p><p class="idt">それでは、また。</p><br />
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 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=69</comments>
 <pubDate>Sun, 29 Jan 2012 18:41:55 +0800</pubDate>
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 <title>新年 書き始め</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=68</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.59</p></div><p class="idt">新しい年が始まった。昨年は大晦日まで私は事務所にいた。そして今日4日から仕事を始めた。大晦日も仕事始めの今日も忙しかった。これは喜ぶべきことなのか悲しむべきことなのか、私の心境は複雑である。私が債務整理の仕事に取り組み始めて足かけ5年となる。最近では債務整理の内容が以前に比べ、極めて厳しくなっている。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.59</p></div><p class="idt">新しい年が始まった。昨年は大晦日まで私は事務所にいた。そして今日4日から仕事を始めた。大晦日も仕事始めの今日も忙しかった。これは喜ぶべきことなのか悲しむべきことなのか、私の心境は複雑である。私が債務整理の仕事に取り組み始めて足かけ5年となる。最近では債務整理の内容が以前に比べ、極めて厳しくなっている。</p><p class="idt">5年前ならば任意整理の場合、月々の業者への支払額の半分か3分の1で、3年も要すれば楽に借金を解決することが可能だった。最近ではそのようなケースは少なくなった。債務整理の必要に迫られる多くの依頼者の場合、借入先はふつう5社前後くらいある。その大半は名の知れた業者である。そういう業者の貸出金利は、現在では法定金利である。3年くらい前では、そのような業者の貸出金利は28％だった。従って月々の返済金も多かった。ところが法定金利なので同じ金額でも月々の支払額が以前より少なくなっているのだ。</p><p class="idt">それに違法金利を支払った期間があまりないので、借金を減額できることも少なくなったきている。任意整理は法律上支払わなければならない金額を払うのが原則である。もちろんこれからの金利は付けないようにするのが任意整理の基本だが、支払わなければならない借金の額そのものが多くなっているのだ。だから任意整理をする場合の必要な月々の金額が多くなってしまうのだ。</p><p class="idt">多額の債務の返済を迫られている多くの依頼者は、債務整理をするにしても月々の支払額をできるだけ少なくしなければならない事情がある。それはそうだ。ほとんどの人々は長期の不況で月々の収入が減ってのだ。もう借金には金利が付かない。もちろん弁護士費用には金利など付かない。それでも月々の所要額を少なく抑えるためには、返済の期間を長くするしかない。だから4年や5年とするケースが多くなっている。大変だが、月々の支払額を少なくするためには仕方がない。</p><p class="idt">任意整理の債務整理の実情は以上のようなものである。従って最近では民事再生で借金の額を5分の1にするケースが多くなっている。多分これからは債務整理の主流は民事再生になると私は思っている。しかし、民事再生の弁護士費用は任意整理に比べると高いので、借金の額が多い場合だ。借金の額が200万円以下の場合ならば、これからもやはり任意整理が主流であることに変わりはないと思う。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=68</comments>
 <pubDate>Thu, 5 Jan 2012 00:43:30 +0800</pubDate>
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 <title>債務整理は、人生に関わる重大事</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=66</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.58</p></div><p class="idt">年末になると債務整理の相談や依頼が急に増えてくる。年末はいろいろと物入りで、生活が苦しくなるからだと思われがちだが、それは違う。物入りだからといって弁護士に相談したところでおカネを都合してくれる訳ではない。債務整理を弁護士に依頼したすれば、確かに債権者への月々の支払いは取り敢えずしなくてよいようになる。しかし弁護士に依頼すれば、今度は和解に基づく債権者への支払いと弁護士報酬を月々支払わなければならなくなる。ほとんどが法定金利になっている現状では、任意整理の場合いままでの金額を半分するのが精一杯である。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.58</p></div><p class="idt">年末になると債務整理の相談や依頼が急に増えてくる。年末はいろいろと物入りで、生活が苦しくなるからだと思われがちだが、それは違う。物入りだからといって弁護士に相談したところでおカネを都合してくれる訳ではない。債務整理を弁護士に依頼したすれば、確かに債権者への月々の支払いは取り敢えずしなくてよいようになる。しかし弁護士に依頼すれば、今度は和解に基づく債権者への支払いと弁護士報酬を月々支払わなければならなくなる。ほとんどが法定金利になっている現状では、任意整理の場合いままでの金額を半分にするのが精一杯である。</p><p class="idt">借金を多く抱えている人々にとって借金の悩みは重いのだ。長い間ずーっと借金について悩み、考えていたのだ。年末になってこれを今年中に何とかしなければならないと考え、思い切って私の事務所に電話をしてきたのだろう。私はこういう方々を大切にしたいと思っている。このような方々は物事に区切りを持っているからだ。一年の終わりに借金問題にケリを付けたいと考えたのはひとつの区切りであり、大きな決断をしたのだ。</p><p class="idt">人生長いようだが、せいぜい80回くらいの区切りしかない。そのひとつの区切りが年末である。借金問題を弁護士に相談したからといって、多くの人の場合直ちに借金がゼロになる訳ではない。しかし、いま抱えている借金問題の解決のメドは確実に付けられる。借金問題の解決とは、ほとんどの場合そういうことである。借金の悩みは、毎月いくら支払えば一体いつ終わるのかという先行きが見えないことなのである。</p><p class="idt">債務整理とは、必ずしも借金をチャラにすることではない。どうすれば借金をゼロにすることができるかを指し示すことなのである。最近の若い弁護士の中には、債務整理とは借金を少なくすることだと勘違いしているもいる。借金を少なくするだけなら、自己破産が一番だ。少なくするなんてもんじゃない。借金をゼロにできるからだ。しかし、多くの人々は、できることならば破産は避けたいと思っている。その道を探すのが弁護士の使命なのだが、難しい案件だと直ぐに「自己破産しかないですね」と宣言する弁護士が多いのだ。</p><p class="idt">自己破産は確かに借金をチャラにできるが、いろいろな問題が新たに生ずる。いっぽう任意整理や民事再生の場合、3年から5年もそれなりの額の支払いをしていかなければならない。どちらも依頼者にとって重いのだ。債務整理とはその人の人生をかけた重大事なのだ。だから債務整理という仕事は、人の人生に関わる重要な法律事務なのだ。そのような自覚に欠ける法律事務所の広告やWebサイトがあまりにも多い。このような現状を私は憂いている。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=66</comments>
 <pubDate>Mon, 26 Dec 2011 01:10:24 +0800</pubDate>
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 <title>荒廃する債務整理の現場</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=65</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.57 </p></div><p class="idt">10月は“法の庭”徒然草を結局updateできなかった。債務整理の仕事を止めたのかというとそうではない。毎日が忙し過ぎて“法の庭”徒然草を書いている時間がなかったのだ。それに債務整理の現場が以前と比べ非常に複雑になったからである。それらの事を書こうと思うと大変なのだ。しかし、その一部はどうしても書かなければならないであろう。･･････</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.57 </p></div><p class="idt">10月は“法の庭”徒然草を結局updateできなかった。債務整理の仕事を止めたのかというとそうではない。毎日が忙し過ぎて“法の庭”徒然草を書いている時間がなかったのだ。それに債務整理の現場が以前と比べ非常に複雑になったからである。それらの事を書こうと思うと大変なのだ。しかし、その一部はどうしても書かなければならないであろう。</p><p class="idt">どうしても触れておかなければならない問題は、債務整理を行っている事務所の広告や手段が劣悪になっていることである。多くの債務整理系の事務所の経営は、いま大変なようである。その結果、事件を受任するためにあの手この手のひどい手段を使っている。最も悪質なのは貸金業者と提携して事件を回してもらうという手口である。それもタチの悪い貸金業者と･･･。</p><p class="idt">貸金業者の所へは、それは多くの多重債務者は行くだろう。その貸金業者がわずかばかりのばかりの金(10～20万円くらい)を融資してもよいともちかけ、その代わり債務整理をすることを勧めるのだ。そして提携している弁護士事務所や司法書士事務所とその人が債務整理の契約をしたことを確認した上で、融資をするのである。ある法律事務所がそういうことをやっているのを確認して、私は愕然とした。</p><p class="idt">なぜ貸金業者がこのように手の込んだことをするのかと言えば、債務整理を受任した事務所から紹介料を貰えるからだ。20万円貸しても15万円くらいの紹介料をキックバックして貰えば実際の貸金は僅かしかない。任意整理の場合ならば、適当な理屈をつけて債務整理のからその貸金だけは外すこともあるだろう。債務整理の対象にしたとしても利息は取れなくとも元金は返して貰える。元々の貸金は5万円(20ー15＝5)なのだから例え焦げ付いても大したことではない。</p><p class="idt">他にもいろいろな問題はあるが、それは後日に譲ろう。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=65</comments>
 <pubDate>Sat, 12 Nov 2011 14:20:08 +0800</pubDate>
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 <title>私の貧乏物語ー２</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=64</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.56</p></div><p class="idt">前回の"法の庭"徒然草のupdateから、随分とあけてしまった。その理由は、前回の続きを書かなければならないと思っていたからである。私はいま、日本の貧乏と闘っている。数十年前の、私に関する貧乏物語を書いているヒマはなかった。前回の“法の庭”徒然草は「この続きは又にしよう」で終わっている。だから、どうしても、その続きから始めなければならないと思ってしまうのだ。万事、このように先のことを縛ってしまうのは、できるだけ避けた方が良い。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.56</p></div><p class="idt">前回の"法の庭"徒然草のupdateから、随分とあけてしまった。その理由は、前回の続きを書かなければならないと思っていたからである。私はいま、日本の貧乏と闘っている。数十年前の、私に関する貧乏物語を書いているヒマはなかった。前回の“法の庭”徒然草は「この続きは又にしよう」で終わっている。だから、どうしても、その続きから始めなければならないと思ってしまうのだ。万事、このように先のことを縛ってしまうのは、できるだけ避けた方が良い。</p><p class="idt">しかし、成り行きから、私の貧乏物語の続きを書くことにしよう。苦しかったとはいえ、それまで動いていた家業の倒産は、あらゆる面で大変化であり、子供心にも辛いことであった。だが、中学1年生の私にはどうすることもできず、ただ、その大変化に耐えるしかなかった。また、父や母を苦しめないためにも、それしかなかった。社会全体が貧しい時代であり、倒産したからといって、日々の暮らし向きに特に耐えがたいところがあった訳ではない。</p><p class="idt">倒産する前後は、30人位の従業員がいた機屋(はたや)だった。物心ついた頃から、家業がうまくいっていないことは肌で感じていた。暮らし向きも、農家の同級生(半数以上がそうだった)と、そんなに変わりはなかった。もともとが最低限の生活レベルだったので、倒産したからといって、それほど落ちるものでもなかった。また、世間も同級生も、私の家が倒産したからといって、私に対する態度が特に変わったという記憶はない。ある面では、むしろ同情していてくれたのかもしれない。だから、倒産したこと自体をそんなに辛いと思ったことはなかった。</p><p class="idt">いちばん辛かったのは、それまで我が家に勤めていた人 ─ 特に、住み込みの従業員が急に居なくなったことであった。なんとも寂しかった。多くの家族と、多くの従業員と一緒の生活が、物心ついた時からの私の生活だったからである。私の学校生活は、それまでと特に変わりはなかった。</p><p class="idt">私が「貧乏」の辛さを初めて実感したのは、高校進学であった。私は9人兄弟であるが、戦後の教育制度になってから4人の兄姉は高校に進学していた。特に向学心があった訳ではないが、私も、高校には当然に行くものと思っていた。ところが、倒産という現実に直面し、それが極めて困難であると分かったのである。「お金が無い」ということが如何に厳しいことであるか、この時、私は知ることになった。</p><p class="idt">そのことを察した担任の先生が、私に、ある試験を受けに行くように言って下さった。それは、特別奨学金が貰えるという試験だった。学校の成績は良かったので、先生は、私ならその試験に受かると思い、推薦して下さったのであろう。私は運良くその試験をパスし、高校に進学できた。ちなみに、特別奨学金制度とは、高校生の場合、普通奨学金ならば月に1000円であるが、特別奨学金ならば月に3000円貰えるというものであった。ちょうど、私が高校に進学する昭和39年から発足した制度である。大学生の場合は、普通奨学金が月に3000円であるのに対し、月に8000円を貰えるというものであった。大学も、この特別奨学金を貰えたので、進学できた。</p><p class="idt">当時の新潟県立高校の授業料は、月に800円だったと記憶している。月1000円の普通奨学金で授業料は払えるが、それだけで学校生活は送れない。月に3000円貰えれば、授業料を払った上で、学校生活を送る諸費用も賄える。非常に有難いものであった。もちろん、勤めるのではないから月給は貰えない。しかし、父も母も兄弟も、私が高校に進学することは賛成だった。</p><p class="idt">私が後に政治家の道を歩むことになったことに、この特別奨学金制度は深く影響している。政治は、個人的にはどうしようもない問題を解決できる力をもっていると、私は、自らの体験を通じて知ったのである。このような問題は、奨学金だけではなく、社会のあらゆる分野に存在する。教育費の問題は、高度経済成長を果たす中で、わが国ではほぼ解決したと思っていた。しかし、平成に入って子息の教育費が大きな社会問題となっていることを知るにつけ、平成貧乏物語の深刻さを痛感する昨今である。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=64</comments>
 <pubDate>Sun, 25 Sep 2011 02:56:56 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>私の貧乏物語</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=63</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.55</p></div><p class="idt">私は、債務整理という仕事を天命と感じている。これは、私の人生と多分に関係あるからなのだろう。私の生まれた家は、絹織物を製造していた。父親が元気だった頃には景気の良い時があったようだが、父親は私が2歳のころに天然痘に罹り、一命は取り留めたものの、健康を取り戻すことができず、商売の第一線に立つことはできなかった。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.55</p></div><p class="idt">私は、債務整理という仕事を天命と感じている。これは、私の人生と多分に関係あるからなのだろう。私の生まれた家は、絹織物を製造していた。父親が元気だった頃には景気の良い時があったようだが、父親は私が2歳のころに天然痘に罹り、一命は取り留めたものの、健康を取り戻すことができず、商売の第一線に立つことはできなかった。</p><p class="idt">兄がまだ幼かったので、姉が婿を貰い、その婿が家業に携わっていた。あまり絹織物業というものを知っていなかったために、私が物心ついた頃には、家業はうまくいっていなかった。子供心にも、そのことはそれとなく分かった。商売を行っている家は、日々の生活にそのことがハッキリと現れる。食べられないというほどではなかったが、家の中の雰囲気が、自然と重くなるのである。だが、幼い子供である私には、どうすることもできなかった。私は、大人たちに迷惑や面倒を掛けないようにし、できるだけ明るく過ごすように子供ながら努めていたように思う。</p><p class="idt">家業は徐々に傾き、私が中学校1年生の時に、我が家は倒産した。30人位いた従業員がいなくなり、婿夫婦と子供たちも家を出ていった。父と母・5人兄姉だけとなった。今ならば7人家族は大家族だが、住み込みの従業員を入れると30人位が一つ屋根の下で暮らしていたので、言いようが無く寂しくなった。まだ中学生だったが、倒産した家の子供というのは、やはり辛かった。しかし、特に苛められたという記憶はない。</p><p class="idt">倒産をすれば、いろいろな面でお金の問題が起こってくる。しかし、家の債務整理をする者はいなかった。父は名義上の経営者であったが、その処理ができる状態ではなかった。母は、商売のことを何も知らなかった。兄はまだ若く、婿の後を継いで商売を継続する状況ではなかった。何度か親戚が集まり、再建策や前後策を話し合ったが、結局はどうにもならなかった。</p><p class="idt">姉3人が家に残った織機で出織(でばた)を織り、一家の糊口を凌いだ。私は、僅かにあった農地で農作業の手伝いをした。母は農家の生まれなので、米や作物も作り慣れていたようである。家は残ったので、一家7人は何とか生活できた。しかし、この頃の生活は大変だった。が、それでも、時代と地域全体がまだ貧しかったからなのであろうか、惨めだったとう想いはあまりない。貧乏との付き合いは、私の場合けっこう昔からなのである。この続きは又にしよう。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=63</comments>
 <pubDate>Thu, 21 Jul 2011 04:35:30 +0900</pubDate>
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 <title>自己破産とリーガル・マインド</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=62</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.54</p></div><p class="idt">債務整理という法律上の仕事は、いったい何をすることなのだろうか。債務そのものを減額あるいはゼロにするのは、法律的にそれほど難しくはない。多額の債務を抱えている人が債務整理の相談をすると、自己破産を勧める弁護士が多い。しかし、ある人が抱えている債務をゼロにするのが、そんなに自慢できることなのだろうか。債権者の債権を、裁判所の力でゼロにするのである。ゼロにされた方の立場も、考えてみなければならない。そして、自己破産を申し立てた弁護士は、しっかりと相応の報酬を得るのである。最近は、自己破産のバーゲンセールが横行しているのが現実である。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.54</p></div><p class="idt">債務整理という法律上の仕事は、いったい何をすることなのだろうか。債務そのものを減額あるいはゼロにするのは、法律的にそれほど難しくはない。多額の債務を抱えている人が債務整理の相談をすると、自己破産を勧める弁護士が多い。しかし、ある人が抱えている債務をゼロにするのが、そんなに自慢できることなのだろうか。債権者の債権を、裁判所の力でゼロにするのである。ゼロにされた方の立場も、考えてみなければならない。そして、自己破産を申し立てた弁護士は、しっかりと相応の報酬を得るのである。最近は、自己破産のバーゲンセールが横行しているのが現実である。</p><p class="idt">かつて、私たち法学生は“リーガル・マインド”というものを徹底的に教え込まれたものである。ところがこのリーガル・マインドというのが難しい。法律を学ぶ学生はリーガル・マインド、リーガル・マインドといわれるが、本当のところ、その実体が分からなくて苦労したものである。リーガル・マインドとは、言葉通りに解釈すれば“法の精神”ということである。これがまた、難しい。<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;ちなみに、英語で権利のことを right という。You are right! (あなたは正しい)の、あのright だ。rightとは、正しいという意味である。「正しいことを主張する者に、利益を与える」─ これが、権利＝rightの実体である。リーガル・マインドを解釈する上でこのことを考えれば、おおむね間違いはないと私は考えている。</p><p class="idt">こう考えると、多額の債務があるからといって、単純に、自己破産を安易に勧める弁護士は、どこかおかしいと考える方が普通である。肝腎の依頼者が『自己破産はできれば避けたい』といっているのに、『自己破産しかありませんね』と、強引に押し切る弁護士さえいる。これは問題である。<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;確かに、破産したからと法律上の大きなデメリットがある訳ではない。しかし、破産者に対する世間の評価は、そんなに軽いものではない。自己破産という債務整理の方法を選択する場合は、他のあらゆる方法を説明した上で、真に已むを得ない場合にのみその途を選択すべきものと、私は考えている。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=62</comments>
 <pubDate>Tue, 28 Jun 2011 05:06:02 +0900</pubDate>
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 <title>3・11と債務整理</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=61</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.53</p></div><p class="idt">東日本大震災は、日本人全体の生活と心を直撃した。債務整理を何となく考えていた人々も、そんな意思は阻喪された。債務整理は、たとえそれが自己破産であったとしても、より確かな明日のために行う行為なのだ。東日本大震災の物理的被害が殆どない地域の人々も、連日あの地獄絵のような惨事を文字通り“津波”のように見せつけられたのだ。多くの人々が、「人の世の無常」を感じたのではないだろうか。そのような心境の時、債務整理を決断する人はごく稀であろう。3・11から1ヶ月間は、白川勝彦法律事務所も開店休業だった。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.53</p></div><p class="idt">東日本大震災は、日本人全体の生活と心を直撃した。債務整理を何となく考えていた人々も、そんな意思は阻喪された。債務整理は、たとえそれが自己破産であったとしても、より確かな明日のために行う行為なのだ。東日本大震災の物理的被害が殆どない地域の人々も、連日あの地獄絵のような惨事を文字通り“津波”のように見せつけられたのだ。多くの人々が、「人の世の無常」を感じたのではないだろうか。そのような心境の時、債務整理を決断する人はごく稀であろう。3・11から1ヶ月間は、白川勝彦法律事務所も開店休業だった。</p><p class="idt">今日で3・11から2ヶ月が経った。被災地の惨状は連日のように報道されているが、被災地の人々も、明日に向かって少しずつ歩き始めた。明日が信じられるから、人は生きていけるのだ。ゴールデン・ウィークを境に、世の中は少しずつ変わってきたように、私には思われる。明日に対する不安より、明日の希望のために何かをしなければならないと、多くの人々が行動を始めたのだ。ウロウロしているのは、永田町の政治家たちと、霞が関の官僚たちなのだ。マスコミも、大スポンサーの東電などを気遣って、未だピンボケの報道をしている。</p><p class="idt">白川勝彦法律事務所も、連休明けから、債務整理の相談や依頼が以前のようになっている。『多額の債務を何とかしなければ、確かな明日はない』と考える人が多くなったからなのであろう。しかし、3・11を境に、日本経済は一部の例外を除いて、これまで以上に厳しくなってきた。債務を整理しようとする人も、それをサポートする私にとっても、与えられる状況は、これまで以上に厳しくなってきた。厳しいからといって、臆するような私ではない。債務整理の“剛腕”仕事人を自負する私の闘志は、以前よりも激しく燃えている。確かな明日と希望を築きたいと行動する人のために、私は、持てる力の全力を尽くさなければならないと、肝に銘じている。</p><p class="idt">ただ、状況が全く違うのは、福島第一原子力発電所の事故の被害に遭われた人々と地域である。福島第一原子力発電所の事故は、現在進行形の事故なのだ。その被害も、現在進行形で発生している。最終的にどのような被害が齎(もたら)されるのかさえ判らない。原子力発電所という化け物に、日本中…いや、世界中が怯えている。福島第一原子力発電所の事故は、法律的にもいろいろな問題を提起するであろう。日本の法律家は、それを解決していかなければならない。</p><p class="idt">いろいろなことを感じ、思い悩む今日この頃である。しかし、私は、私ができること・私がやらなければならないことに全力を尽くさなければならないと、日々を生きている。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=61</comments>
 <pubDate>Thu, 12 May 2011 01:30:21 +0900</pubDate>
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 <title>返済不可能な借金…!?</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=60</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.52</p></div><p class="idt">債務整理の仕事は、地味な仕事である。第一に多額の借金に悩む人たちは、そのことを身内にさえ話せないで悶々としているのである。私が相談や依頼に与る人たちの7～8割は、家族に内緒で債務整理をしたいという。生計を共にする家族の理解や支援があれば、債務整理の苦労も少しは楽になるのだがそれが不可能となると、債務整理に割ける金額はかなり窮屈になる。……</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.52</p></div><p class="idt">債務整理の仕事は、地味な仕事である。第一に多額の借金に悩む人たちは、そのことを身内にさえ話せないで悶々としているのである。私が相談や依頼に与る人たちの7～8割は、家族に内緒で債務整理をしたいという。生計を共にする家族の理解や支援があれば、債務整理の苦労も少しは楽になるのだがそれが不可能となると、債務整理に割ける金額はかなり窮屈になる。</p><p class="idt">多額の借金を作った原因は、実にさまざまである。私はそれらのことをあまりクドクドと聴きはしない。なぜなら、人は長い人生の中でいろいろと迷うことがあるからだ。私自身も何度も道に迷ってきた。ただ私の場合、多額の借金を作くるようなことが無かっただけのことである。私は借金をしてまでやりたいことをやったことがない。かなりの出鱈目も、自分の金がある範囲内でやらざるを得なかったからである。そもそも私のような大きな出鱈目を平然と行う人間に、お金を貸してくれる奇特な人など実際にいなかったのである(笑)。</p><p class="idt">私は借金を作った事情や原因にあまり立ち入らないようにしている。私は作ってしまった借金にその人がどう立ち向かおうとしているのかを重視する。どう努力しても払いきれない額の借金なら破産という選択肢も考えなければならない。しかし、お金を貸す方もバカではない。その人の収入をみてお金を貸すのである。どう考えても返す当てがない程の借金を抱えている人など、実はあまりいないのである。</p><p class="idt">利息制限法の定めを超える高い金利と6～7年以上付き合ってきた人ならば、法律上支払わなければならない借金はその人が考えているよりもかなり少ないのだ。中には過払い金が発生している場合もある。仮に利息制限法に定める金利を超えている借金がない場合でも、金利を無くすれば返済は十分に可能のケースも多々ある。法定金利内といっても、それ自体がたいへん重いものなのだ。</p><p class="idt">利息制限法に定める金利を超える借金がないケースで、借金の額がかなり大きい場合(年収の1～2倍)にもっとも適切な債務整理の方法が、民事再生である。破産などしなくても、ほとんどの人は借金を整理することが可能なのである。住宅ローンがある場合でもそれはそのままにして(すなわち家は残して)、他の借金を整理できるのである。どこの法律事務所でも、債務整理のメニューとして民事再生を掲げているが、実際にはあまり行っていないようである。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=60</comments>
 <pubDate>Thu, 5 May 2011 11:03:57 +0900</pubDate>
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 <title>震災手形 !?</title>
 <link>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=59</link>
<description><![CDATA[<div style="text-align: right"><p class="no">No.51</p></div><p class="idt">大正時代に起こった関東大震災の際、“震災手形”というものがあったと司法試験を勉強しているときに少し読んだ。要するに徳政令のようなものだ。昨日、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%87%E7%81%BD%E6%89%8B%E5%BD%A2">Wikipediaで調べてみたが</a>、あまり良く分からないところがある。よく勉強してみる価値がありそうだ。･･････</p><div style="text-align: right"><p class="no">No.51</p></div><p class="idt">大正時代に起こった関東大震災の際、“震災手形”というものがあったと司法試験を勉強しているときに少し読んだ。要するに徳政令のようなものだ。昨日、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%87%E7%81%BD%E6%89%8B%E5%BD%A2">Wikipediaで調べてみたが</a>、あまり良く分からないところがある。よく勉強してみる価値がありそうだ。</p><p class="idt">また東京の土地や家屋は借地や借家が多かったので、確か立法措置で被災者を救済したと記憶している。現在、政治家たちは予算措置による東北関東大震災の救済・復興策を口にしているが、過去の救済策を検討してみる必要があるような気がする。</p>]]></description>
 <category>General</category>
<comments>http://www.lawyershirakawa.com/lawlog/?itemid=59</comments>
 <pubDate>Tue, 22 Mar 2011 16:09:56 +0900</pubDate>
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