1979年白川勝彦政治法律事務所を開いて33年間、私の基本理念は一貫して“リベラル”と“権利のための闘争”であった。それは現在も変わらない。
“おまとめローン”詐欺!?
No.15
“法の庭”徒然草N0.14「“おまとめローン”について」で、「“おまとめローン”詐欺の被害にあった債務者もあった」と書いた。“おまとめローン”先をしてやるからどこどこにお金を振り込なさいというものらしい。5~6社のサラ金等から借りている場合、債務者にとって各社に月々支払うというのは、時間的にも心理的にも大変な負担らしい。そこに目をつけたのが“おまとめローン”なのであろう。
どのくらい振り込みなさいといわれたかは不明であるが、借金で困っている人がある程度のお金を振り込んででも借金をひとつにまとめたいと思うのであるから、サラ金等の数社から借りていることは大きな負担なのであろう。地方などではサラ金のATMに出入りするのを他人に見られたくないのだという。私も地方育ちなので、その気持ちはよく分かる。
私が最近手掛けた案件の中にも“おまとめローン”から借りたというケースがいくつかあった。それはそれでいいのだが、サラ金業者の借金を一旦は返したので、返済した業者の“枠”があく。そのため、再びその業者から新しく借金をしてしまったという。“おまとめローン”の債務額に新しく借りた借金が増えたことになる。これでは“おまとめローン”をしたことが却って仇になってしまう。
サラ金業者でも“おまとめローン”を勧める会社が結構あるらしい。ほとんど同じ利率で貸し付けるのだろう。その場合、債務者にはほとんどメリットはない。銀行等の“おまとめローン”は、債権者がサラ金から銀行に代わるという心理的負担の軽減はあるのかもしれないが、私に言わせればあまり意味はない。金利負担がどれだけ少なくなったかが重要なのである。
この他にも“おまとめローン”にはいろいろな問題があるが、借金を整理したいと思ったときは法律の専門家である弁護士に相談することをお勧めする。きっと参考になるアドバイスをしてくれると思う。やはり餅屋は餅屋である。




