1979年白川勝彦政治法律事務所を開いて33年間、私の基本理念は一貫して“リベラル”と“権利のための闘争”であった。それは現在も変わらない。
お疲れ様でした。
No.12
白川勝彦法律事務所は、このところヤケに忙しかった。事務所でこの“法の庭”徒然草を書いている暇がなかった。いま自宅に帰ったところだ。帰ってくる時に、地下鉄の警備の状況を注意してみたが、あれだけいた警察官の姿は見えなかった。洞爺湖でサミットが終われば、東京でテロが起こってもよいというのだろうか。まさかそんなことはあるまい。それでは、あの異様な警備の目的はいったい何だったのだろうか。テロから市民を守ることだったのではないのか。テロを防止するために、あれだけの警備をしていたのではないのか。
サミットが終わるとなぜテロの起きる可能性が極端に小さくなるのだろうか。そもそも洞爺湖サミット中にテロが起きる可能性を高いと踏んだ理由は何なのだろうか。2年前のイギリスで開催されたサミット期間中に、ロンドンでテロが起こった。だから日本でサミットが開催されているのだから、東京でテロが起こっても不思議でないと考え、あの警備体制をとったのだろう。それでは、あまりにも単純だ。テロに対する警備は、テロが起きる危険性との見合いで行われるものである。結果論として言うのではない。テロの危険性と警備体制は、見合いでなければならない。
テロの専門家からみれば、そもそも現実には存在なかった敵に対して一人相撲をしていたのではないか。北海道における警備は、要人警備が目的である。宴が終わり要人がいなくなれば、その警備体制を緩和してもおかしくない。しかし、東京の警備は要人警備ではない筈だ。そうだとしたら、洞爺湖サミットが終わったからといって、あの警備体制を急に緩和する意味が分からない。警備の隙を突くのは、テロリストの常套ではないのか。訳の分からない警備に動員された現場の警察官に同情する。ご苦労様でした。




